人工知能の核心
羽生善治「人間は、一つの分野で学んだことを、別の分野に応用する能力を持っています。汎用性は、人間の圧倒的な強みなのです。」
人工知能のディーブラーニングはたしかに凄い。人間には真似できない、人工知能の強み。その強みを活かせるような仕事は、人間に取って代わるのかもしれない。
ただ、逆に人間の方が優れてる点もある。羽生さんによるとそれが「汎用性」。
たしかに、将棋で勝つことを目的とした将棋ソフトが、他のジャンルでその”能力”を活かすことは想像できない。むしろ、一つの分野に特化した人工知能を他ジャンルで活かせるのは人間の方かも。
つまり、ある一つの分野にのみ特化していると取って代わられやすい。なので、ジャンルや分野をまたいで色々な経験をした方がいい。
とはいえ、なんでもかんでも足を突っ込めが良い、というわけでもなさそう。とりあえずは興味のあるジャンルに絞って、そのジャンルである程度納得が行くまで深掘りすることが重要。一番良いのは気づいたらハマって抜け出せなくなっていた、みたいな状態かも。
また、幅を広げるなら少しでも若い方がいいみたい。なので、できるだけ早く動き始めた方がいいらしいですね。