君がオヤジになる前に
ホリエモン「小説を読むのは時間対効果が薄すぎる」
ホリエモンの言ってることはことにはハッとさせられることが多い。そして、同意することも多い。
ただ、このときばかりは「違うな」と思いました。
「天才」と「凡人」
「読書にかける時間と、結果として得られる情報の価値。それが釣り合わない」とホリモンは言っている。
ただ、それは天才の発想で、凡人はそう簡単にはいかない。
ホリエモンは、短い言葉を取り入れる。それだけで、その言葉のエッセンスを理解することができる段階にいる人。ただ、凡人にとっては短い言葉だけでは理解しきれないことが多い。
「短い名言」より「ストーリー」
そういうときに小説のようなストーリーがあると有効だと思う。
ストーリーの中のキャラクターに感情移入しながら、思考をなぞりながら、気づきを得ていく。そうすることによって、ようやくその教えの真の意味を理解することができる。
また、ストーリーは人の印象に残りやすい。「その言葉は誰がどのような状況で使っていたんだっけ?」と思ったときに、ストーリーだと思い出しやすい。
今の時代は「ユーザーとストーリーを共有しろ」みたいなことをビジネス書で多く見かける。今の時代は、短い名言よりストーリーが好まれるよう。より多くの人の共感を得るためにはストーリー思考を持つ必要がありそうです。
とはいえ、リアルな生活に有益な情報や教えがなかったとしても、ただ単に趣味として物語に浸るだけでもいいと思う。現実では見ることができない世界を見せてくれるのも小説の良い面。