紫影のソナーニル
エリシア「わたしは立ち止まれない。それは、いつでもできることだから。」
リリィとは別のもう一人の主人公(ヒロイン)のエリシアが語った言葉。「わたしは立ち止まれない。それは、いつでもできることだから。それは、この5年で、やり尽くした。」
エリシアの場合、立ち止まってしまったらそのたびに過去を思い出してしまう。そうしないための自戒の言葉なのかも。
「紫影のソナーニル」のメインのストーリーは、リリィのアドベンチャーパートかもしれない。ニューヨークのアンダーグラウンド世界の旅物語。個性のある地下住民たちにクリッターバトルでスポットライトが当たりがち。
ただ、より切ないのはエリシアの物語の方。過去と現在を見比べれば一目瞭然。まるで別人のようになってしまったエリシアの半生。
過去編のオルガンっぽいBGMが、幸せだったときの場面に思いを馳せてる感じがして切ない。このBGMを聞くたびに泣きそうになる。