白光のヴァルーシア
「誰にも出来ることなどないのだよ。だが、自分にしかできないこともない。分かるかね、少年よ。」
砂漠の船に乗る雑伎団。その中のワニ長老セベクが、主人公アスルに行った一言。
なかなか難解。この言葉を聞いて瞬時にパッと意味を理解することはできなかった。かなり意訳になるかもしれません。
「自信」と「戒め」?
つまり、この言葉は「自信を持つこと」と「戒め」の意味合いがある?
自分では当然できると思っていることでも、当たり前にできない人がいる。「自分は人の役に立つモノは何も持っていない」と思うのは間違いで、「自分は必ず人の役に立つモノを持っているんだ!」と、まず自信を与えてくれる。
かといって、それで慢心してはいけない。その価値を提供できるのは自分一人だけではない。他にも同じような価値を持っている人がどこかに必ずいる。なので、現状維持を考えず常に成長することを意識していなくてはいけないよ、という自戒。
こういう抽象的な言葉は、色々な解釈をすることができて面白い。